30年ほど前まで日本の住宅は、自然や環境と共存するような、木造でふすまや障子といったゆるやかな隔たりで外部と遮断してきました。
しかし、最近は外気の温度や湿度などの影響を受けにくい高気密、高断熱工法、計画換気住宅が注目されています。
このため、気密をよくするために断熱材の材料や施工方法が問題になっています。
日本では、建物の内側から断熱する方法、いわゆる「内断熱」が主流です。
これに対して、欧米諸国は、建物が断熱材によって保護される「外断熱」工法が主流です。
「外断熱」とは建物全体を断熱材ですっぽり包み込む工法のことです。
冬に深刻な問題となる「結露」。押入れの中が結露して布団にカビが生えてしまったとか、朝起きると外壁に面する部屋の壁が結露でべったりと濡れてしまったとか、そんな経験はありませんか?
内断熱工法の大きな問題点は、結露によりダニやカビの発生を助長する構造であるところです。
いくら換気を頻繁にし室内のダニ・カビの増殖を防いでも、目に見えない壁の内側での繁殖までは防ぐことができません。
結露は、カビの原因となり、カビはダニの繁殖を促し、これらがアトピーやアレルギーなど、疾患の原因になっていることが明らかになってきています。
夏の暑さ、冬の寒さなど、熱の影響を和らげ、建物を保護する「断熱材」ですが、正しい施工方法をしないと逆効果となります。
外断熱工法を正しく施工すれば、結露が発生しなくなり、人の健康によく、建物の寿命が大きく延び、長きに渡って快適な住環境を提供できるのです。
■内断熱工法の根本的な問題
1. 結露によるダニ・カビの発生を助長する構造が、病気を引き起こす原因となる
2. コンクリートの表面温度差が大き過ぎることが原因で、建築物の寿命を著しく縮めている
3. 内断熱の建物は、エネルギーを消費するので地球温暖化を促進する
■外断熱工法の効果
室内室外の温度差が少ないので結露が発生しにくい
→健康にいい
→建物の耐久性が向上
→地球環境に優しい
詳しくは「外断熱の効果」へ